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『自分が働く施設がブラックではないかと感じている。』『そもそもブラックじゃない施設ってあるの?』このような疑問を持っておられる方も多いと思います。
『最近サービス残業が多くなってるけど私の施設はどうなんだろう?』
介護業界では『自分が働く施設がブラックだった。』ということはよくあります。理由は人手不足による過重労働です。このような状態が続けば心に余裕がなくなってしまいます。
正社員から派遣介護士になったのも過重労働が原因でした。
結論から介護業界のブラックランキングを知ればあなたの施設がブラックかどうかがわかります。
ブラック施設には多くの共通点があります。
そこで2024年の介護業界ブラックランキングを集めてみました。
この記事でわかること
- 2024年版 介護業界ブラックランキング
- 介護業界のブラックランキング5選
- 介護業界のブラックランキングに該当したら
- 介護業界のブラックは公的機関の相談窓口へ
解決策も含めてお伝えしますので最後までお付き合いください。
- 自分が働いている施設がブラック施設に該当するか知りたい
- ブラック施設で働いていた場合の解決策や相談窓口も教えて欲しい
<プロフィール>
介護福祉士8年目
介護現場でうつ病の発症→派遣切り→派遣会社の労災隠しを労基署へ相談→労災認定される。個人での労災申請を知りたい方へ詳細はブログ内にあります。
Xでも発信→https://twitter.com/hakenkaigoshi/
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2024年版 介護業界ブラックランキング
もし以下の項目に当てはまるものがあれば、ブラックの可能性が高いです。
【2024年版】介護業界ブラックランキング |
2024年の介護業界におけるブラック企業ランキングは、労働環境や職場の倫理的な問題に基づいています。以下に、特に注目すべき特徴を挙げ、それぞれの詳細を説明します。
- 違法行為をしている
ブラック企業の最も顕著な特徴は、法令を無視した運営です。具体的には、介護保険法や労働基準法に違反する行為が見られます。例えば、サービスを提供していないにもかかわらず介護報酬を不正に受け取ることや、残業代の未払いが常態化している施設が存在します4。 - 常に職員が不足している
人手不足は介護業界全体の問題ですが、特にブラック企業ではこの状況が深刻です。職員が不足していると、一人当たりの負担が増え、結果として利用者へのサービス品質が低下します。また、過重労働や精神的ストレスが増加し、離職率も高くなります45。 - ハラスメントが横行している
パワハラやセクハラなどのハラスメントが日常的に発生している職場は、ブラック企業と見なされます。調査によると、多くの介護士が上司や同僚からの精神的な圧力や利用者からの不適切な要求に苦しんでいます34。 - 有給休暇が取得できない
ブラック企業では、有給休暇の申請が拒否されることが多く、職員は自由に休暇を取ることができません。このような環境では、職員の健康やモチベーションが著しく低下します5。 - サービス残業を強要される
労働基準法に反してサービス残業を強要されることも、ブラック企業の特徴です。多くの介護士が、業務時間外に無給で働かされている実態があります5。 - 入社前と労働条件が異なる
求人票で提示された条件と実際の労働条件が大きく異なる場合も注意が必要です。例えば、高待遇で募集しておきながら、実際には残業や休日出勤が常態化しているケースがあります4。 - 事故隠ぺい
介護事故が発生した際に、その事実を隠蔽するような企業も存在します。このような行為は、職員だけでなく利用者にも危険を及ぼすため、特に注意が必要です4。
これらの特徴は、介護業界内でブラック企業を見極めるための重要な指標となります。信頼できる情報源からの口コミや評価を参考にしつつ、自身の健康と安全を守るためにも慎重な職場選びが求められます。
2024年の介護業界ブラックランキングはこちらです。
それぞれの要点は以下のとおりです。
業務負荷と労働時間
介護士の数が不足により、介護業界全体が業務負荷になっています。また、サービス残業や夜勤などの労働時間が問題とされています。身体介助など、肉体的な負担が大きい業務が多いことが問題です
賃金が低い
施設によって給与が違います。一般的に介護士の給与水準が低いのも離職の原因です。
職場の同僚が次々と辞める
退職の連鎖は突然やってきます。利用者にとっても良いとはいえません。
パワハラ・いじめがある
職員同士のコミュニケーションの図れていないと、ストレスを感じることが多くなります。患者の死亡といっ経験も感情の負荷に影響します。
知識・スキルが高まらない
研修・勉強会を実施する余裕がない施設で働いても知識はスキルは高まりません。
次にランキングと解決策を見ていきましょう。
介護業界ブラックランキング第1位| 異常なほどの業務量
このようなことに心当たりはありませんか。
業務負荷と労働時間
介護士の数が不足により、介護業界全体が業務負荷になっています。また、サービス残業や夜勤などの労働時間が問題とされています。身体介助など、肉体的な負担が大きい業務が多いことも問題です。
介護業界ブラックランキング第1位の理由
- サービス残業が当たり前になっている
- 椅子に座る余裕がないほど忙しい
- OJTが行き届いていないため新入社員が続かない
- 雇用契約書にはっきりと示されていない業務をさせられる
- 施設長が経営面ばかり重視し現場を知ろうとしない
介護業界ブラックランキング第1位の解決策
異常な業務量をこなすことは良い介護とは言えません。
ひとりの介護士ができる介護には限界があります。状況が改善されない時は上司や同僚と話し合いましょう。また施設の経営陣へ掛け合ってみることも大切です。それでも改善できなければ転職を視野に入れましょう。
良い経営者は職員を大切にします。利用者、職員が笑顔で働けない環境では特にブラックの傾向が強いです。
自分の働く施設が外部からどのような評判なのか、転職を考える際に希望する施設の口コミを調べて判断することをおすすめします。他の施設の求人票と比較することはとても重要です。
介護業界ブラックランキング第2位| 給料が安い
低賃金は介護業態全体の問題です。
賃金が低い
施設によって給与が違います。一般的に介護士の給与水準が低いのも離職の原因です。
施設によって給与に大きな差があるのも問題です。
介護業界ブラックランキング第2位の理由
給料が安い施設の理由は以下のとおりです
- ボーナスがない
- 処遇改善加算の金額が低い
- 昇給がない
- 諸手当がない
- サービス残業が当たり前になっている
- 突然休日に呼び出されることがある
これでは介護士のやる気もなくなってしまいます。
介護業界ブラックランキング第2位の解決策
給与が低い施設の特徴は求人が常に出ています。職員が定着しないために常に求人を出さなければなりません。最近では介護士が集まらず閉鎖に追い込まれる施設もあります。
経営がしっかりしている施設は給与も安定しています。そのため良い人材がすぐに集まります。利用者へ良い介護が提供できます。辞めたいと思う理由がないため離職率も低いです。
補足:逆にいつも求人が出ていて給与が高い場合はブラックの可能性があります。
介護業界ブラックランキング第3位 |職場の同僚が次々と辞める
大量に職員が辞める施設もブラックといえます。
職場の同僚が次々と辞める
退職の連鎖は突然やってきます。利用者にとっても良いとはいえません。
介護業界ブラックランキング第3位の理由
職場の同僚が次々と辞める職場の理由を見てみましょう。
- 労働時間が長い
- 労働内容と給与が合っていない
- 緊急時対応が職員任せになっている
- 身に危険が及ぶ
- 経営者が職員、利用者より目先の利益を優先する
このような状態では精神的に病んでしまいます。
介護業界ブラックランキング第3位の解決策
職員が次々と辞めてしまうと突然仕事が回らなくなります。当然残された職員にかかる負担が増えます。時間内に仕事を終わらせることに必死です。これでは介護が作業になってしまいます。
職員が大量に退職に至る理由は経営者にあります。まずは労基署へ相談してみましょう。介護施設の職員からの内部告発も増えています。それにより外部指導が入り改善される場合があります。
介護業界ブラックランキング第4位 |パワハラ、いじめがある
パワハラ、いじめはストレスに影響します。
パワハラ・いじめがある
職員同士のコミュニケーションの図れていないと、ストレスを感じることが多くなります。患者の死亡といった経験も感情の負荷に影響します。
介護業界ブラックランキング第4位の理由
人間関係に問題がある施設は以下のようなことがあります。
- 嫌がらせを継続的に受けている
- お局様のような職員がその施設の常識になっている
- 施設命令での移動
- 人格否定される
- 介護士以外の仕事をさせらる(別記事に詳細を記載↓)
介護派遣のトラブル① 契約外の仕事をさせられる
介護業界ブラックランキング第4位の解決策
ブラックな施設ほど職員、利用者とのコミュニケーションがうまく取れていません。利用者も職員の雰囲気の悪さから頼み事があっても遠慮してしまうほどです。
職員にとっては当たり前の状況なので雰囲気の悪さに気づいていないことが多いです。もしこのような施設で働いたとしても良い結果にはならないでしょう。
介護はコミュニケーションとチームワークが必要です。改善されないようなら転職を視野に入れて行動しましょう。
介護業界ブラックランキング第5位 |知識・スキルが高まらない
知識・スキルが高まらない
研修・勉強会を実施する余裕がない施設で働いても知識はスキルは高まりません。
介護業界ブラックランキング第5位の理由
介護士として長く働くほど知識やスキルは重要です。
- 現場の介護経験が乏しい人が上司である
- 勉強会・研修会が行われない
- 施設全体で利用者に対して意識・関心が薄い
- コミュニケーション取りづらい環境である
スキルが高いほど利用者へ良い介護が提供できます。
介護業界ブラックランキング第5位の理由
介護業界もAIを取り入れるなど日々進化しています。そのため勉強会で他業種との連携が必要です。
一度も勉強会や研修を受けたことがないという方は介護士としての成長の機会を失ってる可能性があります。良い施設は介護士へ外部研修への参加や定期的な勉強会を行っています。研修会・勉強会に参加すると良い刺激をたくさん受けられます。
介護業界のブラックランキング|それでも解決しない時は
転職を視野に入れる
働いている施設がブラックランキングに該当したら転職しましょう。長く働いてもいいことはありません。あなたの貴重な時間と経験は別の施設で活かすことができます。
転職回数が多いからとマイナスにならないのも介護職の強みです。
働きながら新しい職場を探すことは可能です。以下の転職サイトをお勧めします。
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仕事を辞める
介護職の求人はいくらでもあります。ブラック施設で働き続けるのは良いとはいえません。退職することが最善の解決策です。退職の引き止めに合って辞められない時は退職代行を使いましょう。
\ もう明日から仕事に行かなくていい /
こちらの記事を参考にされることをおすすめします。⇨【まとめ】介護職辞めてよかった。ブラック施設を辞める方法を教えます
介護業界のブラックは公的機関の相談窓口へ
私自身が派遣切りにあったとき、解決まで導いてくれたのが公的機関の存在です。
公的機関の相談はすべて無料です。役割を知ってしっかり活用しましょう。
労働基準監督署の役割
ブラック施設で働いている場合、労基署への相談方法は以下の手順に従って行うことができます。
労働基準監督署の所在地や連絡先は、インターネットで検索か、労働相談窓口などで確認することができます。『全国労働基準監督署 所在案内』を知りたい方ははこちらをクリックしてください。
相談する前に、自分が抱えている労働状況を具体的に整理して考えましょう。証拠を持って相談すると効果的です。
電話やメールで連絡し、相談したい旨を伝えましょう。 相談の予約や対面相談の場合は、窓口の指示に従って手続きを進めます。
お住まいの地域の労働基準監督署へ出向きます。担当者へ具体的な問題や重大行為について詳しく説明しましょう。
ハローワークの役割
ハローワークで就職した後に求人内容と実際の労働条件が違った場合はハローワークに連絡しましょう。
ハローワークでは、労働基準法や雇用関係の法令に基づいた労働条件や雇用形態に関する情報を提供します。例えば、最低賃金や労働時間の制限、雇用契約の内容などについて説明やアドバイスを受けることができます。
労働相談全般
都道府県の労働相談窓口では、以下のような問題や相談に対して解決策を提供することがあります。
(気になるところをクリックしてください。それぞれの詳細がわかります。)
労働条件や労働基準法に関する相談
最低賃金や労働時間、休日や休暇、労働条件の改善など、労働基準法に基づく労働条件に関する相談
雇用契約や労働トラブルに関する相談
雇用契約の内容、賃金未払い、労働条件の確保な変更など、労働トラブルに関する相談
雇用保険や労働保険に関する相談
雇用保険や労働保険に関する手続きや給付、保険料の支払いについて
求職活動や雇用支援に関する相談
転職・就職や活動に関する相談や求人情報の提供、職業訓練の案内など、求職者への支援
職業選択やスキルアップなどにも対応
労働安全衛生や労働災害に関する相談
労働の場所での安全や健康に関する問題や労働災害について
(労働環境の改善や安全対策の提案を行い、労働者の安全を確保するための支援を行う)
障害者雇用や雇用支援制度に関する相談
障害者雇用に関する相談や雇用支援制度の利用方法についての案内
働き方改革やワーク・ライフ・バランスに関する相談
柔軟な働き方や労働時間の調整、育児や介護との両立などに関するアドバイス
- 総合労働相談コーナーの所在地
- 各都道府県労働局、全国の労働基準監督署内などの379か所に設置しております。
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- 鹿児島
- 沖縄
労働相談窓口では、さまざまな労働に関する問題や悩みに対して、相談者の権利や法的な規定に基づき、適切な助言や情報提供を行います。 具体的な問題や相談内容に応じて、解決します。
明日から仕事に行きたくない。辞めるといえない方は退職代行を使いましょう。
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