【実録】なぜ面接の時と話が違うのか? ハローワークで聞いてきました

『就職してしばらく経ってから、面接で言われた条件と話が違った』
『一旦就職したら辞められない。』
『面接時に不適切な質問を受けたのに知識不足で気づかなかった』

せっかく転職したにも関わらず転職失敗。ブラックだと分かっていながら働かざるを得ない状況。このように思い悩みながら働いている同僚からたくさんの話を聞いてきました。

面接の時と話が違うなんて!

面接の前に知っておくべきだった・・・

そんな中、失敗したくないと思い派遣で働いた経験があります。働き方を変えたことで面接時の時となぜ話しが違うのかが分かってきました。また、面接時と話が違った時の対処法を知ることで私と同じような失敗が防げるのではないかと思いました。

そこで今回はハローワークに出向き、面接の時と話が違う原因を伺ってきました

解決策も詳しくお伝えします。

こんな方におすすめ
  • 面接の時と話がちがう理由が知りたい
  • 面接時と話が違った時の解決策や相談窓口も教えて欲しい
この記事を書いた人
カオリン(介護のブログ書いてます)

<プロフィール>
介護福祉士8年目 
介護現場でうつ病の発症→派遣切り→派遣会社の労災隠しを労基署へ相談→労災認定される。個人での労災申請を知りたい方へ詳細はブログ内にあります。
Xでも発信→https://twitter.com/hakenkaigoshi/

介護派遣で働いてました

記事の最後に体験談もありますよ。

目次

面接の時と話が違ったら転職を視野に入れよう

我慢してもいいことない

結論から、面接の時と話が違うことがわかり、仕事を続けることが困難だと感じたら転職を視野に入れて行動しましょう。その際一時的に派遣会社へ登録しておくことをおすすめします。

理由は仕事を辞めても次の職場に出会えるまで経験と収入の両方を確保できるからです。また、働いている間の転職活動もスムーズに行えます。

こちらの記事⇨悲惨】評判の悪い介護施設にありがちな介護職への対応により詳細な情報を記載しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

転職回数が増えれば次回の就職活動に不利と思い行動をためらう方が多いです。介護業界はブラックな施設が横行しているのでまずは行政に相談しましょう。あなたの転職に不利になることはありません。

なぜ面接の時と話が違うのか

調べてもわからない

面接の時と話が違う原因は悪質な施設が求人情報に紛れているせいです。

求人詐欺という言葉をご存知でしょうか?

求人詐欺とは面接の時と話が違った。しかし一旦就職したら簡単に辞めれないという労働者の心理を逆手に取った悪質な事例です。面接の時と話が違う理由として挙げられるのは主に以下のようなことです。

  • 求人票より低い求人だった
  • 少ない休日日数だった
  • 仕事内容が違う
  • パワハラ・セクハラのある職場だった
  • 残業が多い
どこで話が変わったの?

このようなことが起こった時、一体どうすれば良いのでしょうか?トラブルが起こっった原因はどんなものがあるのでしょう。

事実と異なる求人だった

情報に惑わされないで

面接の時と話が違う理由として就職後に事実と異なる求人だった場合が圧倒的に多いです。

  • 業務内容・・・具体的、詳細に書かれているか
  • 雇用期間・雇用形態・・・有期雇用の場合は期間の定めが明確に表示してあるか
  • 就業場所・・・就業場所の変更、転勤の可能性などの記載はあるか
  • 賃金・・・賃金形態(月給、日給など)基本給、手当、昇給、残業などが明示されているか
  • 福利厚生・・・具体的に書かれているか

これらの情報が曖昧な表現だったり、誤解を招くような記載のため求職者からすると詐欺にあったような気持ちになる場合があります。

特に賃金に関してのトラブルが多く、給与は働いて振り込まれるまで最低1ヶ月、最初の賞与を受け取るまでそれ以上の時間がかかります。記載内容と実際に得た金額が違った。といった相談が多いのはそのためです。

ハローワークに事実が伝わっていない

なぜ?

令和2年度ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申し出の件数

○ 要因別件数(主なもの)
・ 求人票の内容が実際と異なる………………. 1,986 件(2,608 件)
・ 求人者の説明不足……………………….. 1,214 件(1,674 件)
・ 言い分が異なる等により要因を特定できないもの……… 409 件(488 件)
・ 求職者の誤解………………………………. 389 件(508 件)
・ ハローワークの説明不足………………………. 70 件(121 件)

厚生労働省

えっ、面接の時と話が違う

面接で即採用、「給料は働きぶりを見て決める」って言われたけど、これってあり?

厚生労働省

この資料は厚生労働省の資料からの抜粋です。面接時に以下のようなことを聞かれた経験はありませんか?ハローワークで伺った面接時に気をつけなねればならないことは以下のとおりです。
面接時を思い出して確認してみましょう。


面接官が具体的に気をつけなければいけないこと14選

”厚労省の統計より引用”
本人に責任のない事項の質問

本籍・出生地
家族
住宅状況
生活環境・家庭環境

本来自由であるべき事項の質問
(思想・信条に関わること)

宗教
支持政党
人生観・生活信条
尊敬する人物
思想
労働組合(加入状況・活動歴)
購読新聞・雑誌・愛読書

不適切な選考方法

身元調査の実施
本人の適正・能力に関係のない事項を含んだ応募書類(社用紙の使用)
合理的・客観的に必要性が認められない健康診断の実施

困ったな・・・

もしこのような状況に陥ったときの解決方法は以下のとおりです。

STEP
ハローワークに相談する

相談内容を明確にした上でハローワークへ連絡します。賃金、業務内容、サービス残業の有無など問題点を相談しましょう。内容が具体的であれば相手に伝わります。労働契約書と求人内容に相違がないかも確認しておきましょう。

STEP
ハローワークより施設へ事実確認

連絡をもとにすぐにハローワークより施設へ連絡が入ります。この時にいつから求人情報が更新されていないのか、現在はどのようになっているのか確認されます。

STEP
求人の修正

施設より訂正された求人情報は最新の情報へ修正されます。

厚生労働省のホームページよりハローワークの求人票と実際が異なる旨の申出等に詳細が記載してあります。ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数を公表しています。

厚生労働省

令和2年度の調査では4,211件でそのうち医療、介護に関する苦情は785件と全産業の中で1番多い結果となってます。

面接の時と話が違った時にすべき対策

ボタンの掛け違いは痛い

面接の際に疑問があれば内容を記録しておくということが就職する前に確認できる方法です。理由は就職してからでは言い出しにくくなるからです。特に休日や賃金に関することはしっかり確認しておきましょう。

また面接の前に準備をしておくことでトラブルを避けられます。ハローワークで伺った内容をもとにチェックシートを作成してみました。

スクロールできます
申し出内容上位9項目気になったことを記入評価
賃金に関すること
就業時間に関すること
就業期間に関すること
選考方法・応募書類に関すること
休日に関すること
雇用形態に関すること
雇用期間に関すること
雇用期間に関すること
社会保険・労働保険に関すること
※評価は気になったところに✅を入れる
記録があなたを救う

申し出内容の上位9項目は以上の通りです。面接時のメモを取るときの参考にしてください。メモをとっておくことはとても重要です。何かあった場合はメモ一枚がを守ってくれます。

面接の時と話が違うことを報告する

お任せください

就職した後に面接時と話が違った場合、求職者から連絡がないと状況がわからないそうです。特に就職して半年経った後など時間が経てば経つほどその傾向が高くなるとのことでした。

また、転職サイトや派遣会社を利用して就職する方は年々増加傾向にあります。そのためハローワークに就職相談に来られる方も減っているとのことです。

在職中の就職活動はインターネットを使うことが増えているのもトラブルが増加している原因です。

ネット上には悪質な転職サイトや派遣会社も横行しているのでハローワークも同時に活用されることをおすすめします。

求人票と違う!と思ったら「働く人のための相談窓口」へ

連絡してみてください

 働く人のための相談窓口では悩みに応じた相談を受け付けています。もちろんすべて無料です。
(↑PDFファイルにはQRコードで読み取りできるようになってます。)

 ハローワークでは、求人票の記載内容が適切なものとなるように努め、求職者の期待と信頼に応えられる職業紹介などを行っていきます。
 ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に関する申出等については、最寄りのハローワーク、または「ハローワーク求人ホットライン」にご連絡ください。 

【ハローワーク求人ホットライン(求職者・就業者専用)】
 ・電話番号 03-6858-8609
 ・受付時間 8時30分~17時15分(土日祝も受付。ただし、年末年始を除く

厚生労働省

こんなに違った面接時と話が違った職場〜実体験より〜

最初の違和感は当たっている

こんなに違った! 面接の時と話が違った職場

  • 働いてみないとわからない
  • 面接時は良かった
  • 3ヶ月働いて分かったこと
  • 時間を無駄にしてしまった その後の行動

これからお話しする内容は、以前勤めていた介護施設での話です。

働いてみないとわからない

最初の印象はバッチリだったけど

実際にどんな施設かは働いてみないとわからないと思ったので体験で1日働きました。その時の印象は上司も同僚も親しみやすく、事務局長の人柄もおおらかで気さくな印象でした。利用者ともうまくコミュニケーションが取れると感じたので内心では転職を心に決めていました。

面接時

やっといい職場に出会えたはずだった

二週間後施設長、事務局長、管理者との面接の日を迎えました。

初めてお会いした施設長は80代の女性の方でした。今思い返せば事務局長、管理者が施設長はとても緊張していた様子でした。初見で質問されたことには答えました。

志望の動機を聞かれ、昇給の金額とボーナスが当時働いていた施設よりも高かったので転職を希望していることを伝えました。面接は円満に進み、快く承諾してもらえました。

3ヶ月して分かった

面接の時と話しが違ったの?

同僚とも打ち解けてきた3ヶ月ほどした頃、ボーナスや昇給について面接時と話しが違うことを知ってしまいました。また施設長がワンマン経営で事務局長も管理者もイエスマンになるしかない職場だということがわかりました。

時間を無駄にしてしまった その後の行動

せっかく転職できたのに・・・

結局2年以上この施設で働くことになったのですが、ボーナスの減額、職員の大量退職、などにより2か所の施設を兼務するように命じられました。結局体力の限界を迎え退職しました。

こんなことなら派遣で働いた方がいいと思い派遣で働くに至りました。

結局最初におかしいと思ったらすぐにでも転職を視野に入れて行動するべきでした。

まとめ

きっちり記録しておきましょう

面接の時と話が違っても必ず解決策はあります。今回の要点は以下のとおりです。

泣き寝入りすることなく行動を起こしましょう。ストレスのない環境で働くことがあなたも利用者も笑顔で働くことができます。

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