必ず見つかる働きやすい介護施設 〜施設の違いと特徴〜

『一概に介護現場と言われても自分が働いている職場以外によくわからない。』このような疑問から転職に踏み出せないという方はいませんか?

この記事を読むとあなたに一番合う働き方かを知ることができます。結論はあなたにあった介護施設を見つける方法です。

目次

介護現場の違いと働き方を知る方法

どんな職場が自分に合っているのかな

実は多くの方が違いを知らないために転職の際に選択肢が狭くなっている可能性があります。なぜならハローワークや求人サイトから得られる情報に限りがあるからです。

以前の私も介護士としての経験が浅く施設でしか働いたことがなかったので前職と同じような形態の働き方しか選択肢がありませんでした。

介護現場の違いを知った上でメリット、デメリットを紹介したいと思います。

こんなにも違う介護現場での働き方について

ほとんどの方が就職、転職の際にハローワーク、転職サイトから情報を得ていると思います。

現状に不満を持ちながら働かれている方は『今よりいいところがあれば早く転職したい。』という思いからほとんどの方はこのような基準で判断されているのではないでしょうか。

  • 給与、賞与
  • 通勤距離
  • 福利厚生
  • 今までの経験を活かした転職
よく調べよう

あなたに合った職場を見つける方法としてこれらを意識してみましょう。

  • 介護サービスで提供されている職場の種類
  • その職場で働くときのメリットとデメリット
  • その介護サービスを受ける高齢者の特徴と介護度

  • 職場の種類を知る【施設、訪問介護・通所サービスそれぞれの違い】
  • どんな施設がいいかな

    ではどのような介護サービスの提供があなたに合っているのでしょうか。ここでは提供される介護サービス別にみていきましょう。

    施設、訪問介護・通所サービス違いを実際に働いてみて気づいたことを中心に解説していきます。

    施設での働き方のメリットとデメリット

    大変だけどやりがいがあります
    • 特別養護老人ホーム 
    • 在宅型有料老人ホーム
    • サービス付き高齢者向け住宅
    • グループホーム
    • 小規模多機能型居宅介護サービス
    • 盲養護老人ホーム
    • ショートステイ

    これらの施設で実際に働いてみて感じたメリットとデメリットを解説していきたいと思います。

    また施設の違いについての詳細に分かりやすくまとめられているサイトがありましたので興味のある方は老人ホーム・介護施設の種類、それぞれの特徴を参照にしてください。

    メリット

    ・1日の流れに沿って介護にあたることができる。

    【8:30】出勤。夜勤者からの申し送り、1日の業務の流れを確認
    【9:00】入浴介助スタート
    【11:30】昼食に備えて、休んでいる利用者の離床介助を行う
    【12:00】昼食。自力で摂取できない人の食事介助
    【12:30】交代でスタッフ休憩。休憩に入らないスタッフは利用者の見守りをしながら記録の記入を行う

    【13:30】レクリエーションや次の日の入浴準備など
    【15:00】おやつ。自力で摂取することができない人の食事介助
    【15:30】カンファレンスや個人が受け持っている仕事の処理
    【16:30】夕食に備えて離床介助
    【17:00】夕食。自力で摂取できない人の食事介助
    【17:30】業務終了

    以上は特養の日勤のスケジュールの参照です。

    私が経験した特養、有料老人ホーム、盲養護老人ホーム、ショートステイ等も同じような流れでした。

    特養から有料老人ホーム、ショートステイ、グループホームなど施設から施設への転職は仕事を覚えるうえでも同じようなルーティーンなので新しいことをまた一から覚えなければならないと思っている方は心配しなくても大丈夫です。

    デメリット 

    いつまで続くのか

    社会福祉法人を母体とする施設は特養、障害者施設、グループホーム、小規模多機能型など様々な施設を一緒に経営されていると思います。例えば同じ法人内での特養で大量に離職者が出た場合、突然移動を命じられることがあります。

    1日のスケジュールは同じでも利用者の方の要介護度や認知度に応じて対応しなければなりません。

    全ては人手不足が原因です。

    私が働いていた特養では利用者の方は9割寝たきりの方で意思の疎通ができませんでした。
    排泄介助は午前中と午後に1度ずつ3人が1チームで50名の利用者の方のオムツ交換をただひたすらこなしていくというものでした。

    入浴も流れ作業で3人1組で重度の方を機械浴で行います。
    皮膚や骨ももろく事故や怪我に繋がらないようにとにかく細心の注意が必要でした。
    食事も全員介助が必要で、口に入れることが精一杯な状態の方ばかりでした。

    業務が多いのに職員が少ないため、体力と精神力、事故が起こる可能性が高いことなど気を付ける点がたくさんありました。
    体力的にも精神的にも自分自身が崩壊していきました。

    経験してみないとわからないことではありますが、現在働いている環境があなたの魅力や人間性とその企業の方針や介護度による働き方が合っていない場合は強く転職をお勧めします。

    訪問・通所サービスでの働き方のメリットとデメリット

    メリット

    レクリエーションは楽しいですよ

    ・高齢者の残存能力を活かすことができる

    通所サービス(デイサービス、デイケア)や訪問介護サービスを利用されている方は施設に入居されている高齢者の方と比較しても介護度が低いのが特徴です。

    デイサービスではリハビリやレクリエーションを通して高齢者の生きがいに携わることができます。

    レクリエーションにも様々なものがあり季節の行事に合わせたもの、短歌や俳句、ゲーム、脳トレなど高齢者の興味を引き出すことで一緒に楽しむことができます。

    リハビリを用いたレクリエーションなどを取り入れると楽しみながら体力維持ができるので高齢者も喜んで参加されます。

    レクリエーションに関する知識が自然と身につきます。高齢者からもたくさんの”ありがとう”という言葉をもらえるのもやりがいにつながります

    ・個別ケアで利用者と深く関われる

    家事が得意ならいいね

    訪問介護の場合は1対1で利用者と関わることになります。特定の利用者とより人間らしい付き合い方ができます。生活援助や買い物代行など移動のために外に出る機会が多いのも特徴です。

    職員同士の人間関係や仕事量の差に不満がある方、施設内で仕事をし続けることが苦手な人にとって利用者との関わりに集中できるため良い働き方となるでしょう。

    デメリット

    ・施設等で働くより給与が低い

    今月も厳しいな

    利用者の介護度が低い、夜勤がない、変則勤務ではないことなどから施設で働くよりも給与が低いののが特徴です。

    デイサービスは送迎、入浴、リハビリ、昼食、レクリエーション、おやつ、送迎と施設に比べると限られた時間の割合がとてもタイトです。施設で働くこととは違う忙しさがあります。

    訪問介護の場合も、サービス提供を限られた時間の中で行うため臨機応変に対応できることが求められます。個人の能力がサービス提供に直接関わってくるので緊急の場合など対応も考慮して動かなければなりません。

    もしあなたがしっかり稼ぎたいなら仕事内容の割に給与が安いと感じるかもしれません。もしも収入の面を重視した働き方を第一に考えたいと思っておられる方には以下の記事を参考にされることをおすすめします。

    介護職で手取り20万稼ぐ方法〜あなたのお金の不安を解決します〜

    まとめ

    働く前に調べてよかった

    あなたに合った職場を見つける方法として

    以上のことについて解説しました。

    • 介護サービスで提供されている職場の種類
    • その職場で働くときのメリットとデメリット
    • その介護サービスを受ける高齢者の特徴と介護度

    今までにこれらのことを意識してなかったとしたら再度チェックしてみてください。

    自分に合った環境を知ったうえで働くことができるでしょう。今回は施設、通所、訪問での働き方のメリットとデメリットのついて私自身の経験から解説させていただきました。

    就職や転職を検討するうえでの参考にしていただければ幸いです。

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