『なぜ介護職っておばさんが多いの?』『職場ではオバヘル(おばさんヘルパーの略)と衝突ばかり』『お局介護士のせいで仕事を辞めたい』
仕事は好きなのに職場のおばさん介護士との折り合いが悪い
このような理由から『施設介護士を辞めて派遣で働くことを選んだ』という介護士さんにもたくさん会ってきました。
実はわたしも『おばさんとの人間関係に疲れてしまい派遣で働きはじめました。
介護職を辞めたい理由で『人間関係が悪いから』を挙げられる人は多いと思います。その中でも特に”おばさんとの人間関係”がダントツで1番の原因です。
そこで今回は介護職の人間関係で『おばさん』に対しての悩みを集めてみました。オバヘル対策を万全に働きやすい環境へ変えていくための解決策をご紹介します。
1 介護職の人間関係はおばさんが9割の理由
2 こんなときどうするの介護でおばさんとの衝突
3 介護職場のおばさんとの人間関係に悩んだ時
4 介護の人間関係のおばさんとの付き合い方
以上の内容をわかりやすく解説します。
<プロフィール>
介護福祉士8年目
介護現場でうつ病の発症→派遣切り→派遣会社の労災隠しを労基署へ相談→労災認定される。個人での労災申請を知りたい方へ詳細はブログ内にあります。
Xでも発信→https://twitter.com/hakenkaigoshi/
- 介護職でのおばさんヘルパーとの人間関係に悩んでいる
- おばさんヘルパーとの人間関係に悩んだ時の解決方法が知りたい
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介護職の人間関係はおばさんが9割の理由
介護現場は他の業種に比べて働く人の年齢層が高いのが特徴です。人手不足もあり定年も65歳まで引き上げている施設も多いです。またパートで働く高齢の職員は利用者と年齢が近い方も多いです。
介護現場のおばさんの実態を明らかにしていきましょう。
介護職のおばさんの特徴
まずは介護職で評判のおばさんは以下の特徴があります。
- 自己中心的
- 派閥を作りたがる
- マウントをとりたがる
- 口は動くが体は動かない
- 新人いじめをする
- 女性介護士に厳しい
- 噂話が好き
話題にのぼるだけあってネガティブな特徴が多いです。
このような特徴を持つおばさん介護士のことを通称オバヘルと言います。(おばさんヘルパーの略語)
人間関係で悩まされる原因の一つです。おばヘルが一人いるだけで施設全体の人間関係に影響を及ぼします。そのため新しく入ってきた職員が続かず慢性的な人手不足の原因となるパターンがあります。
おばヘルのいる施設の職員はどのように感じているでしょう。
介護職のおばさん(オバヘル)との衝突
ここからは具体的な証言から検証します。どのような時にオバヘルと衝突をするのでしょうか。
口コミから現場の激しい様子が想像できます。具体的な衝突の場面からおばヘルの行動パターンを見ていきましょう。
介護は二の次で、若い男性職員とおしゃべり。気に入らない職員には嫌がらせする。
みんなの介護
70歳おばさん見てて寒気がする。
前に、おばさん同士のののしり合いを見た。利用者様と一緒にドン引きしてました。ああはなりたくない。
みんなの介護
マイルールで施設のルールは無視な60代のおばさん達が沢山いるから、本当にやりにくい
みんなの介護
おばさんの言うこと聞かないとキレるし利用者より気を使ってる。
おばヘルの年齢層は60代から70代の方を指しているのが口コミからもわかります。他の業界と比較しても「介60代以降も現役で働かれている方が多いです。仕事での判断能力、体力は若手の職員とは比較にならないので業務に支障をきたすことが多くなります。
また定年をはるかに超えた年齢の方のサポートをしながら利用者の介護にも当たるため若い介護士の負担は増えます。若い人が定着しない原因が考えられる原因の一つです。
こんなときどうする!介護でおばさんとの衝突
介護職でおばヘルとの人間関係に悩んだ時のパターンを3つに分けてみました。おばヘルはしたたかです。それぞれの行動パターンからおばヘルが横行する原因を詳しくみていきましょう。
オバヘルとの衝突する原因
おばヘルが横行する原因は以下のようなことが考えられます。
- 管理者や上司の立場が弱い
- オバヘルが施設の弱点をわかっている(自分が辞めると運営が成り立たない)
- 他の職員が気を遣って働く
総合するとおばヘルはわがままで強い態度だということがわかります。そのため周りが腫れ物に触るように関わっていくしかないのをわかって働いている印象です。
1.管理者や上司の立場が弱い
施設管理者や上司は当然おばヘルよりも若く男性である傾向が多いです。おばヘルは介護歴が長く自分の仕事には自信があります。自信があるのは良いのですが、長年の介護経験から独自の介護論を持っています。
年齢的にも新しいを覚えるのが苦手で自分のうやり方にこだわる傾向があります。管理者がおばヘルの後に入職した場合は強いおばヘルの持論がその施設の標準になってしまうため取りまとめることが難しい場合があります。
2.オバヘルが施設の弱点をわかっている
人手不足が原因の施設ほど『自分がいなければ施設の運営が成り立たない。』と思わせるように仕向けるおばヘルが存在します。こういった場合は悪質で新人職員を退職へ持ち込み自分自身は居座るのです。
その結果、新人介護士が入ってもすぐに辞めていってしまうため、結果的に施設の人手不足は解決せず介護士が続かない施設という評判が立ってしまいます。
3.他の職員が気を遣って働く
気を遣って働かせるという言葉の方がしっくりくるかもしれません。おばヘルとのトラブルを避けるために他の職員がその空気を察知して働く。というのが現実でしょう。職員だけでなく利用者へも気を遣わせているケースが多いです。ここまでくると『おばヘルの施設化』になってしまいます。
オバヘルが横行する施設の末路は介護現場の悪化、さらには人手不足につながります。
介護職の人間関係が悪い時 おばさんとの解決策
次におばヘルのことを十分した上で解決策を探してみましょう。上手な付き合い方ができると仕事での連携もスムーズに進みます。苦手意識を克服できると仕事でのストレスを改善できるはずです。3段階のレベルに分けて解決策を紹介しています。
おばヘルとのどう付き合う
ここで提案したいのはおばヘルのレベルによっての割り切った付き合い方です。あなたの施設のおばヘルは以下のどのレベルでしょうか?
- 全く関わりたくない
- 仕事と割り切れば関わっても良い
- 付き合い方次第でさほど気にならない
レベル1の全く関わりたくない、レベル2、レベル3とおばヘルの属性を分けることで具体的な付き合い方を知ることができます。判断基準と対策がわかれば、同じ施設で働けるのか転職を考えた方がいいのかを考えるきっかけになるかもしれません。
1全く関わりたくない場合
関わりたくない理由はおばヘルだけでしょうか?もしかするとそれを指導できない上司や、おばヘルよりも一生懸命仕事をしても対価(給料や待遇面)が見合っていないと感じていませんか?
改善できない状況は経営者の資質にも関係しています。もしも全く関わりたくないと思うほどストレスを感じるのであれば転職をおすすめします。環境が変われば今のストレスは軽減されます。
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転職活動を進めながら働くことで気持ちにも余裕が生まれます。登録は無料なので働いている間に仕事を探してもらうのも一つの解決の道です。
仕事と割り切れば関われる場合
おばヘルは苦手だけど業務と割り切ることができるなら、他の職員と連携して業務に支障が出ないような仕組みを作ってみるのも一つの手かもしれません。
- おばヘルのやりたがらない仕事を他の職員と協力してチームで片付ける
- 常に付かず離れずの距離感で仕事をする
- 個人プレーヤわがままができないようにマニュアルを作る
相手の性格や行動パターンを知った上で職員同士協力して乗り越えることができれば職場の雰囲気も変わるかもしれません。若い知恵と体力と連携で空気を変えることができれば利用者にも伝わります。
付き合い方しだいではさほど気にならない場合
さほど気にならないと思われる方はあえて仲良くしてみるというのも一つの方法です。おばヘルの特徴として頼られると弱い人も多く存在します。
例えば昼食時に自家製のお漬物や煮物などをふるまってくれるようなおばヘルは根は悪い人ではありません。この際『作り方を教えてください。』といってみることでとても面倒よく接してくれる場合があります。
まとめ
今回は介護職の人間関係が悪いのはおばさんのせいなのかというテーマで解説させていただきました。おばさんはおばヘルと言われ疎ましがられる存在です。改善できる程度の人間関係なら良好な関係に持っていけるチャンスになるかもしれません。
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