【徹底比較】介護派遣と正社員どっちがいいの?自分に合った働き方を知ろう

『介護派遣で働きたいけど実際どうなの?』『本当は正社員がいいんじゃないの?』『そもそも介護派遣での働き方がピンとこない』このような疑問からどちらが自分にとって最適な選択肢なのか、迷われている方も多いでしょう。

介護派遣で働いてみようかな

自分にとって最適な働き方を知りたい。


働き方の選択肢を知らずに無理して頑張っておられる方が多いのが介護業界です。ここ最近は、介護派遣と正社員の雇用形態が多様な働き方としての選択肢を与えています。

正社員も派遣 も経験しました

正社員も派遣もどちらにもいいところがあります。

しかし、介護派遣という働き方は一般的には正社員より不安定、ボーナスがない、いつ切られるかわからないなどのネガティブな印象を持たれる方が多いです。

そこで今回は介護派遣と正社員との働き方の違いをご紹介します。

こんな方におすすめ
  • 介護職の就職や転職を考えており、人手不足の施設での労働環境や勤務について関心がある
  • 介護施設の現状や人の手不足の社会的影響について知りたい
この記事を書いた人
カオリン(介護のブログ書いてます)

<プロフィール>
介護福祉士8年目 
介護現場でうつ病の発症→派遣切り→派遣会社の労災隠しを労基署へ相談→労災認定される。個人での労災申請を知りたい方へ詳細はブログ内にあります。
Xでも発信→https://twitter.com/hakenkaigoshi/

まず介護派遣と正社員の働き方を知りましょう。

その上で自分に合った雇用形態を選択することをおすすめします。

介護派遣と正社員どっちがいいのかな?

介護派遣と正社員どちらの働き方が自分に合っているかわからないときは以下のボタンで詳細がわかります。

\ 介護派遣で働きたいときはこちら /

\ 正社員で働きたいときはこちら/

目次

介護派遣と正社員の違いを知ろう

詳しく知らなきゃ選べない。

介護派遣・正社員 働き方の違い

介護派遣と通常の違いについて説明します。

雇用形態の違い
  • 派遣: 介護派遣は、介護派遣会社に所属し、介護やクライアントのもとに一定期間派遣される形態です。派遣先での業務を担当し、雇用契約は派遣会社と締結されます。
  • 正規: 正社員として雇用される場合、介護施設や企業に直接雇用され、雇用契約は雇用主と締結されます。
雇用条件と安定性
  • 介護派遣: 介護派遣は、派遣会社の雇用条件に基づいて給与や労働条件が決まります。 派遣期間が一定期間であり、派遣の継続性や収入の安定性に課題があります。
  • 正規:正社員として働く場合、雇用主によって給与や労働条件が定められ、安定した雇用と経済的な安定が期待できます。社会保険や退職金制度などの福利厚生も保障されることが一般的です。
労働時間と柔軟性
  • 介護派遣: 介護派遣の場合、派遣先のニーズに応じて勤務時間や勤務日数が変動する場合があります。 柔軟な働き方が求められる一方で、自分の希望に完全に合わせることが難しい場合もあります。
  • 正規:正規として働く場合、一般的には定期的な勤務時間や勤務日数が設定されます。ただし、企業によっては柔軟な働き方の選択肢や制度が利用できることもあります。
キャリアの発展
  • 介護派遣: 介護派遣では、異なるやクライアントのもとで働くことが多いため、短期間で経験を積むことができます。多様な環境での仕事をしながら、スキルや知識を向上させる機会があります。
  • 正社員として働く場合、企業内での長期的なキャリアの構築が可能です。組織の中で昇進や昇給の機会があり、専門的なスキルや知識を深めることができます。や研修制度を活用して、自己や成長キャリアアップを図ることもできます。

一時的な柔軟性や多様な経験を重視する場合は介護派遣が適していますが、安定性やキャリアの発展を追求したい場合は正社員として働くことが適しているのかもしれません。自分の目標や価値観に合った雇用形態を選び、将来の幸福とキャリアの発展を実現することをお勧めします。

介護派遣と正社員それぞれのメリットとデメリット

介護派遣のメリットとデメリット

介護士の新しい働き方ですね。
メリットデメリット
・短期間で様々な形態の施設で働くことができる
・自分で施設を探す必要がない
・契約期間内に延長するか決めることができる
・サービス残業がない
・複雑な人間関係に巻き込まれることがない
・時給が高い
・副業が可能
気に入った施設でも長く働けない(最長3年)
・労働環境の厳しい施設に派遣される場合がある
・処遇改善加算がない
・ボーナスがない
・雇い止めになる可能性がある

介護派遣の働き方の特徴

介護派遣と正社員との最大の違いは自分の経験やスキルに合った職場を選んで働くことができることです。

どこにも属さない、誰にも縛られない自分の特性を活かせる介護の働き方は自分らしく働くことができる新しい働き方だと思います。 また未経験の分野にも積極的にチャレンジできる働き方です。

今まで経験できなかった分野で働いてみることで自分の適性が見えてきます。

未経験の分野にもチャレンジ

例えば「正社員で働いていた時は施設(有料老人ホームや特別養護老人ホームなど)で働いていたけどデイサービスで働いたことがないから働いてみたい。」

「実際にデイサービスで高齢者と関わる方が自分に向いてることが分かった。」など。

たくさんの出会いとたくさんの経験が財産。

短期間であってもさまざまな職種で働くことによって経験値は確実に上がります。企業側としても未経験の人より経験がある介護士に来てほしいのです。

自分自身の経験値が上がれば必要な人材として扱われることになります。それがあなたの自信につながります。

担当者との信頼関係が大事

施設特有の複雑な人間関係に悩まされることがありません。

派遣された施設で合わないと感じたら契約を延長しなければいいだけです。精神的に気持ちの切り替えがしやすい働き方です。

辛い経験も短期間で終わります。

正社員と派遣の収入格差って?

介護派遣で働くとボーナスがありません。

給与天引きではないので住民税は2ヶ月に1度自分で支払いをしなければなりません。また派遣の場合は有資格者・夜勤専従など働き方に応じで収入が変わるのでライフスタイルによって収入は変化します。
(※住んでいる地域、施設により時給が異なる)

過労やストレスが原因で急に働けなくなった場合、雇い止めをされる可能性あります。あなたが一番困った時、あっさり派遣切りを告げられる可能性が高いです。

不当な雇い止めや解雇を言い渡された場合は労働基準監督署へ相談しましょう。

正社員のメリットとデメリット

次に正社員で働くメリットとデメリットをご紹介します。

安定思考。
メリットデメリット
・施設の利用者の方と長く関われる
・ボーナス・退職金がある
・キャリアアップできる
・同じ施設に長く勤めることができる
サービス残業がある
・変則勤務で体調を崩しやすい
・ボーナスの額がもらう時にならないとわからない
・人手不足で職員一人にかかる仕事の量が多い
・移動を命じられても断ることができない
・施設が閉鎖する場合がある

正社員の働き方の特徴

ステップアップにつながります。

最大の特徴は一つの施設で長く働くことができるということです。離職率が低い施設はブラック施設の可能性は低いでしょう。介護技術の向上、研修、勉強会を積み確実にステップアップをしていくことをおすすめします。

利用者、職員を大切にする施設で給与も安定していれ転職の必要性を感じないでしょう

しかしストレスを抱えながら正社員で働いている方へ

こんなことはありませんか。

せっかくボーナスまで頑張って働いても支給された金額が求人票の情報と違い少額だった。ハローワークの求人票に書かれていることが事実と異なる場合が多々あります。

最終的にどの施設も働いてみないと本当のことはわからない。ということです

【実話】介護派遣と正社員どっちを選ぶ?

それでもわからない時は実話で判断できる

ここからは実際に派遣先の施設で起こったお話です。

【危険】ストレッチャーの利用者に対して職員一人で入浴介助する施設

介護業界は慢性的な人手不足です。以下は介護派遣で働いた時実際に派遣された施設の実話です。

本当の問題は人手不足

以前の派遣先は有料老人ホームで30名に対してパートの介護士1名、パートの看護師1名、派遣介護士1名のたった3名で日勤帯を回していました。

要介護3以上で寝たきりの利用者がほとんどでした。
見取りに近い方が3名、定時のおむつ交換が必要な方が6名、車椅子の方が8名、認知症で徘徊される方、片麻痺の方、歩行器の方などで構成されていました。

もちろん一人でトイレに行ける利用者はゼロでした。

日中はフロアに利用者を集めて介助と見守りを行います。
午前中は入浴介助、午後はおむつ交換で終わります。
食事介助も、体位交換も利用者ほぼ全員が必要な状態でした。

もう限界!

夕方4時ぐらいには外国人の技能実習生が出勤します。
彼女たちが出勤する頃は夕食の食事介助と口腔ケアくらいの業務で終わります。

大変だったのは午前中は一人でストレッチャーの利用者の入浴にあたることです。
通常、入浴介助は本来職員2〜3名で行う業務です。
このような入浴方法を継続していればいつか事故につながるのではないかと毎日不安な気持ちで働いていました。

危険な介護が当たり前になっている施設だったので派遣会社の担当者へ状況を説明しました。
そして更新はしませんでした。

閉鎖になった介護施設 〜正社員の行方〜

閉鎖による人員削減も

実際に派遣された施設であった出来事です。

ある有料老人ホームに派遣された時の話です。

その施設は以前、正社員として転職しようかと迷っていた施設でした。
派遣会社の担当者へ『もしその施設で働けるなら働いてみたい。』と話したところ施設見学、面接の結果派遣で働くことになりました。

ところが働き出して2ヶ月目にその施設のは経営不審のため翌月末で閉鎖するという文書が出されました。
突然の通達にそこで働く職員に伝えられたことは、母体である病院の厨房への異動もしくは退職という選択肢でした。

介護派遣で働く私には派遣会社が次の派遣先を見つけてきてくれましたが、その施設の正社員は何度も事務長との話し合いを重ね先が決まらぬまま退職していきました。

施設が閉鎖されるという状況にこんな形で経験するとは思ってもみませんでした。

派遣で働くこと自体がリスクでもない。

自分自身がリスクに強い働き方ができるようにしておくことが大切だと思った出来事でした。

正社員 も介護派遣どちらも安心できない

結論から正社員だから安心、介護派遣だから不安定ということはないと思います。

介護派遣の場合は突然仕事を失う可能性が大いにあります。

また正社員だから絶対安心という保証もないです。

介護派遣で働くことがリスクじゃないよ。

対策として”介護派遣に頼らず副業も視野に”入れておきましょう。

介護派遣はこのような方にはおすすめです。

  • ブラック施設から抜け出すために派遣を一時的に利用する
  • 子育てや親の介護等でしばらく介護の仕事から離れていた
  • 未経験でこれから資格をとりながら介護の仕事を初めてみたい

介護派遣で働いていても派遣先の都合で契約が終了した場合は一気に収入の保証がなくなります。

介護派遣の働き方に興味を持たれた方へ以下の記事で詳しく解説しています。

詳細はこちらから⇨【重要】介護派遣で働いている人から聞いた派遣のメリットとは

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みんなで支え合おう。

高齢化は今後ますます進んでいきます。介護職員の特徴として真面目で責任感があって優しく、思いやりのある職員ほど辞めて行ってしまいます。

「正社員で働き始めた時はブラック施設ではなかったのにいつの間にかブラック施設になっていた。」ということがあり得るのです。

以前に比べると仕事の負担や拘束される時間、利用者のケアにかかる時間は年々厳しくなっています。せっかく介護福祉士の資格を取ってもやりがい以上に負担の割合が大きいことが原因です。

あなたの働いている職場はどうでしょうか。

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まとめ

あなたは財産

介護派遣と正社員の働き方で悩まれている方に以下の内容を紹介しました。
あなたのすべての経験が財産です。

「正社員で働いていて辛い。」「介護経験はあるがブランクがある。」「正社員でいきなり働くより派遣で働いて続けられそうだったら頑張ろう。」

\ 介護派遣で働きたいときはこちら /

\ 正社員で働きたいときはこちら/

こんな方に一時的に介護派遣で働くという選択肢も悪くないと思っていただければ幸いです。

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